野球観戦

インターネットで文字情報だけでなく、全試合の中継まで見られるようになってからはMLBへの夢中度は格段にアップし、相対的に日本のプロ野球を見る機会は減った。ただそれは他にもいくつか魅力を減退させる要因があったからだ。その辺についてはまた後日として、それでも年に数回は近くの球場へ足を運ぶし放送に耳を傾ける。

一番多く行っているのは神宮球場。特にヤクルトファンではないから1塁側に座ったことは確か無い。何かと繋がりがあるので東京ドームもそこそこ行っているかな。あまり印象に残る試合はないけれど。ともあれ屋根がある球場なんていつまでたっても納得できるもんじゃないね。
横浜の球団が好きなので関内まで足を伸ばすこともある。今回友達から当選券を譲っていただき久しぶりの横浜スタジアムへ行ってきた。

野球観戦するなら野球好きの人と行くか、さも無ければ一人がいい。それは野球以外でも娯楽の基本だろう。
ジャイアンツファンの友達を誘って行った今回の観戦は寒かったことを除けばとても幸福な時間だった。試合結果はなんと新戦力スレッジのサヨナラ3ランで劇的勝利だったのだが、実は7回で席を立ってしまっていたため勝利の瞬間は見ていない。それでも野球の楽しさを満喫できた。

夜空の下カクテル光線に照らされ浮かび上がった球場に鍛え抜かれた選手たちがポジションをとるだけで絵になる。その技の一つ一つを見落とさないよう目を凝らし、白球を追いかける。
ともあれ長年見ているから投手も打者もフォームを見ればルーツがどこに辿り着くのか判るし、往年の名選手はこうやって時を経ても生きているのだとも思う。逆に型にとらわれない独創的な選手の出現ももちろん身震いするほどだ。ただそういう選手が減ってきたのも間違いないけれど。

横浜スタジアムは関内駅の目と鼻の先。それでもここのところ集客に苦労している。夕べも人気球団との一戦だというのに空席がちらほらとあった。簡単な集客法はチームが優勝争いをすること。でももっと根本的に欠けているものがあるんじゃないかなとも思った。最初に書いた「魅力の減退」にも繋がること。
例えばこの便利で美しいスタジアムも開場してから30年以上経っている。駅から歩いて数分、バリアフリーの建物を上り、ゲートをくぐると、その匂いとともに総天然芝のグラウンドが一気に眼前に広がる。溢れんばかりのお客さんと熱気。…そんな夢を見てはいけないのかなあなどと思うのだ。
この辺は好きだからこそ、言い出したら切りがない。

Posted via email from Confish Day

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